聖書とか仏教の教えとか、そういう類のそれではなく、
今、ここに生きる俺たちの言葉で書かれた本。
やりたいことがたくさんあるやつには、
時間ってたっぷりあって、
やりたいことがないやつには、
時間がないっていう矛盾。
じゃあどうしたらいいかって。
新しいことや、やりたいことをやりまくって、1秒の密度を上げろ。
感動しまくる。発見しまくる。無理を知り続ける。
時間が無いも、金が無いも、結局は同じこと。
使わなければ、無いのと同じ。
「なんであなたはそんなにお金持ってて、
俺はお金ないんすかね」って聞いたら、
お金のことどう思ってるの?」って聞かれて、
「いや、まぁ、俺はお金なくても幸せなんで」って言ったら、
「あ、それね。じゃあ、お金があったら不幸せなんだ」って言われて。
なんかちょっと汚いみたいに扱っていない?
ハサミや包丁と一緒だからって。
包丁を子どもに渡すときに、
これでおいしいご飯が作れるよって渡すのか、
これで人が殺せるよって渡すのかで、
その道具の意味が変わるでしょって。
お金も一緒。
ひとを幸せにするために持ってる。
自分が幸せになるために持ってるもので、
道具だからっつって。
お金はゴールじゃないから。
お金で家は買えても、家庭は買えない。
時計は買えても、時間は買えない。
ベッドは買えても、睡眠は買えない。
食事は出来ても、食欲は買えない。
病院に行けても、健康は買えない。
保険に入れても、安心は買えない。
大人になること。
まぁ、木でたとえたら、
年齢は増えていくけど、その木の名前も、
生えている場所も変わっていないということ。
ただし、幹は太く、枝は広く、根は深く。
大地に着実に根付いて、
もっと多くのことを与えたり、
受け入れられたりするようになる。
この世で生きることは、
サイコーにハッピーなんだぜってこと。
楽しんで生きてたら、
辛いとか苦しいとかも、
ハッピーになるんだってこと。
一方通行の片道切符、タダでもらって、
「行けるところまで行ってみろ」
って言われているのが人生なのに、
ぜんぶ場内でいいの?みたいな。
そこまだ同じ駅じゃね?みたいな。
せめて隣の駅くらい行ったら?ってこと。
過去を最高にする方法。
人生のトラブル、最悪な出来事があったとき、
どうしたら乗り越えられるのか。
どんな過去だって、今を最高にすれば、
その過去があったから、結果、最高だったってことになる。
今を最高に生きていることで、過去の最悪なことも、
「あぁ、あれがあったからこそ、おかげさんで」と言える。
「せいで」って言葉を「おかげさんで」って言葉に変えるだけでいい。
ジジィになったら、説教、自慢話、昔話はやめておけ
と尊敬する高田純次さんが仰っている。
幸せになるのではなく、今、幸せである。
なぜなら、すでに私たちはそれを手にしているし、
何より、初めから「私」なのだから。
いいものはいい。
好きなものは好き。
私はこう生きる。ありがとう。
44歳の窪塚洋介
長女に奨められて読んだ